内科を選ぶときのポイント

今回は内科を選ぶとき、重要視するべき二つのポイントについて解説します。
この二つは内科選びの最重要ポイントとなる部分なので、内科を選ぶ際には必ずチェックしておきましょう。

「良い医師であること」
当たり前のことですが、これが内科を選ぶときに最重要ポイントとなります。
内科に限りません。
医療機関を選ぶのであれば、診療科目が何であれ、医師の良し悪しが最大の決め手となります。
しかし内科の医師を「良い医師」と判断するにはどのような点を注目すれば良いかが問題になりますよね。
良い医師の絶対的な条件、それはやはり、「丁寧なコミュニケーションをしてくれること」につきます。

医療と言うものは全般的に医療従事者と患者とのコミュニケーションが非常に重要になりますが、内科という診療科目はとくにそれが重要視されます。
医師が患者の症状を正確に理解し、それに最適な薬の処方を提案することが必要だからです。
このとき、医師が「自分は最適な薬だと思うから」という自分の意志のみで薬を処方するのも良くありません。
「自分はこの薬の処方が最適だと思うけれど、このような副作用もあるので、どうしますか?」といったように最終決定は患者に任せなければならないのです。
患者が最終決定を下せるように、病状や薬の概要、リスクについても丁寧に説明する必要があります。
ちなみにこのような治療方針の決定権はリスボン宣言と言う国際的な医師会の取決めでも採用されている患者の権利の一つです。
つまり、良い内科医は患者から病状や希望する治療方針を聞きだし、それに適した選択肢を丁寧に説明しながら提案する医師なのです。

「通いやすいこと」
これもシンプルなポイントになりますが、非常に重要です。
たとえば風邪などでとりあえず1度だけ診てもらいたい、仕事にならないので解熱剤を処方してほしい、というのであれば、出張先など遠方の通いにくい内科でも問題ないでしょう。
しかし継続的な治療が必要となる疾患で通院する場合、通いやすさというのは非常に重要になります。
通いにくいことで治療を放棄してしまう患者さんも少なくはなく、それによって病状が悪化してしまい、結果として治療に要する時間が何倍にも増えてしまうケースも多いのです。
通勤路や通学路に位置していたり、自宅から歩いてすぐの場所にあったりする内科を選ぶのがおすすめとなります。
もちろん受付時間もチェックしておく必要があるでしょう。

つまり内科は、良い医師がいる通いやすい内科を選ぶ必要があるのです。
この二つのポイントだけは妥協せずに探すようにしてください。