保険について


病院へ行くときには必ず健康保険証を持参して行くと思いますが、普段私たちが当たり前のように使っている保険証にはどのような意味があるのかご存じでしょうか?
病院と保険は非常に密接な関係にあり、通常の診察料と保険診察料では大きな違いが出てきます。

まず健康保険証は人によって負担する割合が変わってきて、6歳までは2割負担、6歳~70歳までは3割負担、70歳~75歳までは2割負担、75歳以上は1割負担と区切られています。
割合として一番多いのは6歳~70歳までの3割負担で、一般的に健康保険と聞くと3割負担をイメージする人が多いと思います。

しかし先ほどあげたように年齢によって保険診察料の負担額は変化しますから、覚えておきましょう。
そして健康保険が適用される治療もあれば、適用されない治療もあって、適用される場合は保険診察料を支払って治療を受けることができますが、適用されない場合は診察料を全額自己負担しなければならないのでよりたくさんのお金が必要になります。

一般的な風邪や歯の治療などはいずれも保険診察料を支払えば治療してもらえるのですが、たとえば美容外科などの治療の中には保険がきかないものもありますので、これから自分が行う治療は健康保険が適用されるものなのかどうかきちんと確認しておく必要があります。
これはあらかじめ医師からも説明があると思いますが、診察料が高額になってしまうものに関しては分割での支払いに対応している医療機関もあるみたいなので、どうしても健康保険のない診察料で受けられる治療を希望する場合は分割での支払いに対応してくれるところを探すこともポイントになるのではないでしょうか?

また健康保険が基本的に医師の診察を受けたうえで適用されるものなので、健康診断や人間ドックなど自主的に身体をチェックするものに関しては適用されません。
たとえば人間ドックの場合は半日ドックや1日ドック、泊りのあるドックなどもありますし、脳ドックや女性専用のドックもありますが、これらはいずれも保険適用外になりますのですべて自己負担になります。

そのため料金も高いですから、希望する場合は必ずどのくらいかかるのかチェックしておくべきです。
ただ国保加入者の場合は助成金が出る地域もありますし、社会保険の場合も会社がドックの費用をある程度負担してくれるところもあるみたいなので、そういった制度をうまく利用して受けることも可能です。